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  • 2009.06.24 Wednesday
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スタッフ紹介!ぼくモデラくん!

今日は閑古鳥のお詫びに2エントリー目!

ついでに造形室のようすでも。





もうすでに珍しいことでもないですが
アイアップでも3Dデータ切削で原型を作っています。
最近興味をお持ちの方がたくさん増えているみたいなので
そんなにたいしたことはしてないですが紹介してみようと思います!

こちらにおわしますはMODELA MDX-20。通称モデラくん。
この人、小さいのにすみには置けない働きぶりです。




今造形室でとっても役に立っているのはロボットや武器などのメカパーツ。
パーツ同士の勘合や変形機構など高い精度が要求されるような原型です。
これは手で作るにはすごい鍛錬がいるのですが、奴なら正確に削りだしてくれちゃいます。

モデラーが四苦八苦してプラバン工作しているところを
こいつなら0.1ミリ単位の切削も余裕です!

もちろん左右対称、拡大縮小も思いのまま。
刃物でのパーツ分割に泣くこともないんですね。

スキャン機能もあるので大まかに手で作ったものを取り込んでブラッシュアップすることもできます。

モデラくんがちょっと苦手な曲線は原型師が手作業で仕上げて最終的な原型になります。


それではためしにアイアップのロゴを作ってみましょう。
モデリング画面

こんな感じで3Dソフトでモデリングします。


材料の表面をならします

青いのはシルバーアクセサリーを作るときなど専用に使われる硬めのワックスです。
場合によってはレジンやABSを削ることもありますよ。

先端についているドリルに似たエンドミルという刃を
用途に合わせて付け替えて少しずつ削っていくのです。




こういう簡単な原型ならものの数時間で作ってしまいます。


できあがり!
あっという間にできあがりました!


社員が帰った後も夜な夜なちくちくガリガリやっていますよ。
うんうん、モデラくん偉いねえ。君は優秀なスタッフだラッキー
一晩中働いても給料は出ないけどな撃沈



これがあればプラモ素組みをかじった程度の私にもすごい造形ができちゃうじゃん!
なんて甘い考えがよぎりましたがそんなことはなく、
立体のセンスを鍛えるのは一筋縄ではいかないようです。

素人考えで設定通りの数値を入れればできちゃうんじゃないの?と思ってしまいますが
原型師さん曰く数値を入れてできたらここまで苦労してないよ、とのこと。
カッコイイとかカワイイとか心に訴えかける造形は数字じゃ割り切れないのでしょうか。

モデラーの山は私が想像していた以上に険しいぞ…。




メカ原型に対し、美少女フィギュアはまだまだアイアップならではの
スピードを誇る原型師さんの手作業に頼っています。

普段のお仕事は何度も実際にブツを目の前にしての途中チェックや修正が入ったり、
設定資料が出ていない新作アニメキャラを手探りで作り始めたりなどといったことも多いので
うちの会社の場合、手作業の方が何かと効率的なことがまだ多く、
通常導入にはまだ試験段階といったところでしょうか。


もしかしたらそのうちアイアップでも手作業とデジタル造形の割合が入れ代わる日が来るかもしれませんね。


もうすでにデジタルばかりになっているところなんかもあるそうですし、
モデラくんよりごっつい高性能な機械を導入されているところもあるそうですが、
ちょっとだけでも開発現場の空気が伝わったでしょうか?




次も時間の合間を縫ってスタッフ紹介などしていきたいと思います!

それじゃーまたね!

アイアップ流げんけいのつくりかた

こんにちは!

今日はワンフェス出品物のまだご紹介しきれていないものの特集をしたかったのですが、
複製に出していて手元に材料がないので改めてアイアップホビー事業部のご紹介を。ちょっとカタイ内容になってしまうかもしれませんが、
興味のある方はきっと面白いので引かずに読んでみて下さいね。


まずは皆さんが一番気になっているであろう原型をつくるという作業についてご説明しましょうか。
アイアップには地下の造形室に社員の原型師さんが常駐していて、毎日色んな種類の原型を作っています。


原型を作るのにポリパテやエポパテ(ガレージキットを作ったことのある方は知っているかも)
という造形材料を使う原型師さんが世の中には多いのですが、
アイアップでは伝統的にワックスというロウソクに似た材料を使っています。
ワックスはアイアップのような玩具メーカーさんの依頼で原型を作ってきた会社や原型師さんがよく好んで使う材料です。
なんでかと言いますと、昔とても多かったソフビのおもちゃはソフビ用の特殊な金型を作るためにワックスの原型でなければならなかったので
PVCのフィギュアが多くなった今でもそのなごりが残っているためだそうです。


原型作業(イメージ)
こんな感じで作業してます。



ロウソクと同じように熱を加えると簡単に溶けるので、
金属製のヘラをあっためて火にかざし、ワックスの塊を少しずつ溶かしながらすくって原型に盛りつけていきます。
ヘラを熱するのにはみなさんの多くが小学校や中学校で使った事があるアルコールランプを使っているんですよ。
最近ではハンダゴテのように常にヘラを一定の温度にしておける機械もあります。

ヘラ類と道具類
カントクくんもびっくり!


ワックスは柔らかく、ちょっとした衝撃で傷ついてしまうので優しく扱わなければいけません。
だからアイアップの原型師さんたちはみんな爪を短くしているそうです。
でも柔らかいという特性を活かしてワックスは造形材料の中でも細かい細工が得意中の得意なんです。

ワックスはちょっとベタベタしているので削りカスが洋服や皮膚にくっついてしまうんですよ。
原型師さんの顔によくくっついてたり、造形室の人にCDを借りるとジャケットがワックスまみれになってたり、気がつくと社内の色んな所に落ちています。
このあいだなんか造形室は地下1階なのになぜか5階のトイレの便器にくっついてたんですよ!
誰がどうやって運んだんでしょうね。草の種か!しかも便器。
削った粉も舞わないしポリパテやエポパテみたいに化学薬品のにおいは全くないみたいですけどね。
困ったもんですな。


こうしてそれぞれが使いやすい形に改造したヘラで削ったり針で引っ掻いたりして、商品の原型が作られていきます。

ヨーコのワックス原型
シリコン型を取って壊れましたが、ヨーコのワックス原型はこんな感じでした。



フィギュアの作り方を説明した本やサイトなどでもなかなか見られない写真ですね。


このワックスはシルバーアクセサリーを作るためのものとも性質がかなり違って、
原型師さんが使いやすい色や固さや粘度を調整して、一人一人独自のブレンドを行っています。
溶かして何度でも使えて一応自然界で分解する材質なのでエコに効く?のかなあ。
でも腐るとすごいくさいです。

ホビー誌で時々見かけるミドリ色の原型は大抵ワックスだと思っていいでしょう。

ワックスの色もさまざまです
ミドリ色や茶色は凸凹が目立ちやすく面が見やすいといわれています。



なんとなくわかってもらえたでしょうか?
今後も機会があれば造形室大解剖をしちゃいますよ!
(ネタがないときとかに…)

それではさらばじゃ☆


☆お知らせ☆
ホビーサイトに「オレたち小グレン団ストラップ」(通称ミニグレ)のページをアップしました!
パッケージイメージやラインナップなども載っていますのでチェックしてみてください。
アイアップホビーサイトはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




少し前ですが7月7日の「とれたて!ほびーちゃんねる」さんに
ミニグレの紹介記事をのせていただきました!
どうもありがとうございました!